
田舎から東京に上京して働く独身の方も多いのではないでしょうか?
そんな私もそうでした。過去形です。
私は地元に帰郷した組ですが、地元から離れて働いている人たちの中には地元に帰るか悩んでいる方もいると思います。
「長男だから家を継がなければいけない、親から戻ってきて欲しいと頼まれている」などと帰省するたびに言わたり思ったりして、いつが地元に戻るタイミングなのかなかなかわからず悩んでいる。
経験者の私が、地元に帰るか悩む独身男性に帰省するタイミングについて当時を振り返りまとめていきたいと思います。
目次からササッとチェック
私が帰省し地元に残った理由とタイミング

まず、帰省という意味は「故郷に帰り父母の安否を問うこと」となるようです。
東京で働いていた私が地元に戻った理由こそ両親を想ってのことでした。
末っ子の私は自由奔放な暮らしを東京でしていたため現在でも独身なのですが、
(アイテガイナカッタダケダロ!( ‘д‘)つ))`Д´)グリグリ)
年上の兄弟は既に結婚をし地元を離れて生活をしており、実家に戻れるとしても私だけしかいませんでした。
特に実家に帰るか悩むことはなく、そのまま東京で働いているつもりだったのですが、父親が亡くなり祖母が亡くなりと実家に母親ひとりとなったときにはじめて
「誰が母親の死を看取るのか?」
と思い、地元に帰ることを決断しました。

父と祖母を看取ったのが母親
祖母と父が連続で亡くなったのですが、その両方の死を看取ったのが母親でした。
もちろん葬式などには参列しましたが、死の瞬間を看取る人がいるといないとでは大きな違いがあると思います。
母親は今も元気ですが、何もなければ私よりも先に亡くなるのは母親のはずです。
今まで生きてきたのに独りで死ぬなんて私も嫌ですし、母親にもそう思って欲しくはなかったのです。
地元に帰るか悩むきっかけとなるときとタイミング

私は母親のことを思い地元に帰ることを決断しましたが、それ以外でも地元に帰るか悩むきっかけはあると思います。
思ったときに行動に起こせればよいですが、タイミングが遅くなってしまうと地元に帰っても困ってしまうことが増えてしまいます。
残りの帰省回数=親と会う回数を考えたとき

帰省する回数が親と会うことができる回数となることはわかると思いますが、実際にどのくらいの回数か考えてみましょう。
年に帰省するのが盆と正月の2回、それぞれ3日ほどの滞在だとすると、年に親と会う回数は6回となります。
男性の平均寿命はおよそ80歳ですので、父親の現在の年齢が60歳だとすると、20年120回ほどとなります。
実家に暮らしていたら1年365日一緒なのですから、実家暮らしの人の3ヶ月分しか死ぬまでに会うことができません。
120回が多いと思うのか、少ないと思うのかで地元に帰るか悩むきっかけとなるのではないでしょうか?
35歳は地元で就職を考える最後の年齢

実家に戻って家業を継いだり自分で仕事を始めることができたり、現在の会社で転勤ができるのであれば問題ないのですが、転職をすることが必須の場合、35歳という年齢は地元で就職をする最後の年齢だと思ったほうがよいでしょう。
田舎になればなるほど就職先はありません。
私も人口5万のど田舎出身ですので、隣の10万オーバーの市で転職先を探すことを行いました。
30歳以下であれば見つけることも可能でしょうが、35歳を超えてくるとほとんどありません。零細企業ばかりですので就職先もできるだけ長期的に働け育てられる人材が欲しいと思うため年齢が上がるにつれ再就職することは難しくなることでしょう。
まずは、毎回の帰省ついでに就職情報などを集めてみることを始めましょう。

就職できても給料は必ず下がります

上京してある程度の経験を積んだ方であればそれなりの給与をもらっていることでしょう。
しかし、地元で就職する場合、知識や経験を持ってても活かす企業が少ないためある程度のコネ入社でない限り給料は下がることになります。
私も半分ほどになりました。その覚悟ができたときが地元に帰るタイミングでしょう。
地元に人脈があるのなら起業することもひとつのタイミング

上京してある程度の地位を築いて働いている方であれば、起業したいと思う方もいるでしょう。
地元に帰るか悩んでいる場合、地元で起業することもタイミングのひとつだと思います。
仲の良い同級生などが地元で就職していることもあるでしょう。その会社に就職させてとは言いにくくても地元に戻って起業したから協力してとなら言いやすいですし、地元の仲間も歓迎してくれることでしょう。
学生時代の人脈を活かせるのであれば起業することもひとつのタイミングですので、帰省したときにでも地元の仲間と仕事の話でもしてみてはどうでしょうか。

Uターン就職する方は以外に多い?特に女性!?

私が地元に戻って思ったことのひとつに
「思ったより女性のUターンが多いんだなぁ」
でした。なぜかって?
離婚して実家に戻ってきた女性が多いからです。
日本の離婚率はおよそ3組に1組が離婚をすると言われており、一昔前に比べると離婚をすることも再婚することも抵抗感がないように思われます。
離婚した場合、子供を引き取ることが多いのは女性側だと思います。もちろん、上京先でバリバリ働くこともできるでしょうが、子供がいた場合に都会では待機児童などもあり子育てと仕事の両立が難しいのも現実に起こってしまうため、実家に子供を預けられたり待機児童の影響が少ない田舎に帰ってくる女性も多いようです。
「地元に帰ったら田舎だから独身の俺は余計結婚できないかも!?」
って思い地元に帰るか悩むこともありますが、離婚経験がある方や子供がいる相手に何の抵抗もないのであれば、意外に恋愛する環境は整っていたりもしますので、結婚したいから地元に帰るっていう選択肢も悪くはないですよ。